海南島
2012年01月19日
三亜繞城高速開通
1月18日三亜市街北側で高速道路をつなぐ「三亜繞城高速公路」が開通した。これにより海南省の高速道路G98は海口から南下し瓊海、万寧、陵水沿岸部(島東部沿岸)を経て三亜・田独鎮付近までだった東高速と、海口から島西部を周り三亜・崖州鎮付近までだった西高速が繋がり、完全環状化した。

今回開通した30キロメートルの区間は三亜駅、三亜中心市街地、空港、リゾート地や観光地といった都市機能の要所を繋いでいる。開通以前まではいわゆる“下路”を通らなければならず約70分を要した上、人の動きの多い地区に通過車両までが通る為、三亜市街は渋滞になることも多かった。三亜鳳凰国際空港と有名リゾート地区・亜龍湾間は約50分かかったところが約20分に、新ホテルが数多く建設中の三亜市東部に位置する開発地区・海棠湾と、三亜市西部に位置する人気観光地・南山寺間などのアクセスも格段に良くなり観光客にもうれしい開通といえる。
現在海南省では、今回繋がって「環島高速」となったG98の他、海口から文昌を通り瓊海の南でG98と接続する「海文高速」(北東部中心から東部沿岸を通る高速道路)が開通しており、島中心部を南北に繋ぐ「中線高速」を建設中。ガソリン代に「通行料」にあたる税金が含まれているため、高速道路利用に料金はかからない。

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