海南島
2019年12月10日
2019年 海南島国際グルメ博覧会(前編)
数ある海南島のイベントの中でも人気の高い「海南世界レジャー旅⾏博覧会」と「海南国際旅⾏グルメ博覧会」。当ホームページにも時折寄稿していただいている海南島在住の日本語教師 林由恵さんが、この2つのイベントを取材しました。

海南島はその気候の良さから南国リゾート地として有名だが、実はそれ以外にも多くの展覧会が開かれる⽂化的、国際的イベントの多い島だ。 特に海南島の⾸都海⼝市では、規模は様々だがいつも何かの展覧会が開かれている。
さてそんな中でも注⽬したいイベントが、2019年11⽉下旬に、海⼝市の⻄海岸にある国際会議展⽰センターで同時開催された⼤規模な2種類の博覧会。
海南島で毎年開催される国際旅⾏島歓楽節というイベントの一部で、「海南世界レジャー旅⾏博覧会」と「海南国際旅⾏グルメ博覧会」だ。

この博覧会、⼊場は無料だが、⼊り⼝受付で、QRコードを読み取り名前などを登録して⼊場券を貰う、という仕組みになっている。
スマホがないと、⽣活出来ない現在の中国では、⽼若男⼥だれでもスマホ⽚⼿に受付を⾏っている。
さて、⼊り⼝を⼊るとまず⽬を引くのがEスポーツゾーン。
⼤きなスクリーンの前でチームを組んだ若者がゲームで戦い、それをお客さんが観客席で観戦しているのだ。
先⽇なにかの世界⼤会で中国チームが優勝したというニュースを⾒たが、まさに今の中国の若者が熱中している「現代」を垣間⾒ることが出来る。

そしてメイン会場は3つのゾーンに分かれていて、最初の「ゾーンA」は海南島旅⾏ゾーン。
ここは海南省の19の市が、それぞれの特徴を紹介するブースが⽴ち並んでいる。
少数⺠族の機織りや、珈琲や椰⼦製品など地域ごとの特産商品がこれでもかと揃っているので、ここを⼀回りすれば、海南島をある程度知ることが出来る仕組みだ。
「ゾーンB」は、世界の旅⾏ゾーンで、北京や上海、福建、⽢粛省など中国の他都市や、マレーシア、アイスランド、ルーマニア、オーストラリアなど世界中から20余りの都市が参加している。もちろんその国、その地域の特産品などをその場で買うことが出来る。
⼀番の注⽬は「ゾーンC」 ここが世界のグルメ博覧会の場所だ。(後編を読む

〈文:海南経貿職業技術学院日本語教師 林由恵〉

出典:海南省観光公式ホームページの記事を許可を得て転載

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