海南島
2020年01月08日
進化を続ける海南島瓊海(チョンハイ)市〈前編〉
瓊海(チョンハイ)市にスーパー病院!?

海南省瓊海(チョンハイ)市といえばボアオ・アジアフォーラムが思い浮かぶ事だろう。毎年4月にアジア各国のリーダーが集まり国際会議を行うのがここ、チョンハイ市のボアオという海沿いのリゾート地である。その為、チョンハイ市には国際空港もあり、街も道路もすべてが整っている。
大自然の山、海辺のリゾート、田舎の田園風景等、なんでも揃っているチョンハイ市だが、今回紹介したいのは、2013年から開発が始まった最先端の「国際医療タウン」の存在だ。

ボアオ・アジアフォーラムの会場とチョンハイボアオ空港のちょうど中間あたりに位置する「国際医療タウン」はその名の通り、その一角がすべて医療に関係するビルが立ち並んでいるのだ。そして中国政府がこの医療タウンにはいくつかの特許を与えており、外資の制限が少なく、自由に医療研究を行うことが出来る。海外の薬や技術、医療器具もまずここに来て審査され、最短3—7日で許可が下りるとのことだ。
病院はもとより、研究を行う施設や、患者の家族が泊まれるマンションなどもあり、現段階で、すでに7つの病院と総合サービスセンターの8つのビルが建っている。
海外との連携を許されたそれらの病院は、国内外の様々な有名ドクターが名を連ねている。もちろん日本からも研究チームが参加している。

その一人である小田治範医師は、NK免疫療法を主とした癌治療研究の権威で、もともと中国吉林省生まれという経歴もあり、中国語もペラペラ。なんとも頼もしい。
そしてその名もびっくりな「ボアオスーパー(超級)病院」の入り口には、どんな言語も対応する事をうたった看板。そして受付に置かれているのはQRコード。これで予約するようだ。ここがいわゆるハブ空港の役割を果たしているそうで、ここから病気によって色々なところへ案内されるというシステム。ここに来ればどんな病気にも対応してくれそうな頼もしい町である。(後編を読む

住所:海南省博鰲水城大霊湖計画区万泉河側

出典:海南省観光公式ホームページの記事を許可を得て転載

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