海南島第三の川である万泉河は五指山麓に源流があり、熱帯森林と田園の中を163キロ流れて海に出ます。万泉河上流の神鰲大峡谷ではラフティングがおすすめ。ゴムボートの両岸にはそびえ立つ山峰や椰子のある田園風景などの景色が広がります。
1970年完成の海南省最大のダム。ダム湖の「松涛水庫」は魚が豊富に獲れ、淡水魚料理も人気です。
もともと興隆はプランテーション農場として開かれた町です。植物園には1200種以上の熱帯植物があり、コーヒーなどの熱帯香飲料作物、トロピカルフルーツ、園芸植物、薬用植物などの6区に分けられて、さまざまな植物を鑑賞できます。
興隆トロピカルガーデン(熱帯花園)は、熱帯植物園、農業観光区、果実試食区、熱帯草花科学研究基地からなり、シュロ科、ソテツ科、熱帯蘭など3400種以上の植物が揃っています。トロピカルガーデン周辺は興隆温泉保養区となっています。
興隆トロピカルガーデンのすぐそばに位置し、熱帯植物を利用した芸術を集めたアジア最大の博物館。巨大な木の根や幹をそのまま使ったオブジェは自然の造形に圧倒されます。
南麗湖は1周約138kmもの複雑な湖岸線を持つ、大小の小島や入り江が美しい湖で、文筆峰も望めます。手漕ぎ、足漕ぎのボートで水上をたのしくこともできます。
文筆峰の山に沿って、海南玉蟾宮、南建州、養生堂、老子学院、風水研究学院、沈香会館などの道教建築の建物が集まっています。明代や清代には、海南島における科挙受験者の合格祈願の参拝地にもなっていました。