- 海南島にダブル台風襲来か 中央気象台が特別警報を発表
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中国中央気象台は17日、台風21号・22号に関して日本の特別警報に相当する「紅色預警」を発表して、海南島や広東省など沿海地域に警戒準備を呼びかけた。
台風21号「サリカー」は13日に発生し、16日にはフィリピンのルソン島に上陸。勢力を増しながら18日昼前後には大型台風または超大型台風となって海南島の文昌から陵水の沿海に上陸。その後海南島を通り抜け、19日の午後から夜にかけてベトナム北東部から広西省西部の沿海に再上陸すると予測される。気象専門家によると、今年の台風21号は、最盛期で上陸すれば、1970年以来10月に海南島に上陸した台風で最強になるという。
(訳者注:台風21号は海南島に上陸した後、19日夜に華南地方で熱帯低気圧に変わった)
また、台風22号「ハイマー(海馬)」は、21日午後から夜にかけて広東省東部から福建省南部一帯の沿海に上陸。19日から23日にかけて、東シナ海南部海域・南シナ海北部海域・台湾海峡および台湾・広東省・福建省・江西省・浙江省・上海などに深刻な影響を及ぼすと見られる。
ここ10年間で10月に発生したダブル台風は19個あるが、2つの台風がほぼ同時に中国に上陸するのは初めて。1週間のあいだに2つの台風が上陸するということで、華南地方と周辺地域は、引き続き風雨の影響に特別警戒し不測の事態に備えるよう呼びかけている。
詳しくはこちら:阳光海南网 2016.10.18(中文)
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