海南島
2018年11月27日
日本のパンダファン 海南島にやってきたパンダに感涙
海南熱帯野生動植物園のパンダワールドがオープンした11月25日、2頭のパンダ、貢貢(ゴンゴン)と舜舜(シュンシュン)は、ちょっと変わった客人を出迎えた。日本の千葉県からやってきたパンダファンの石橋貴子さんとその友人だ。
23日に日本を発ち24日に海口市に到着、25日早朝に海南熱帯野生動植物園に降り立った石橋さんは、係員からパンダのぬいぐるみを手渡されると感極まって涙があふれた。
「私が貢貢と最初に出会ったのは3年前のことでした。そのとき、貢貢は竹を食べていたんですが、なんと、竹を頭の上で割って食べていたんです」
石橋さんは、貢貢のそんなやんちゃな動作と得意げな表情が忘れられないという。
石橋さんの友人の思い出はさらに古く、5年も前のことだという。
「その年、私は旅行先の四川省で、生まれてわずか3カ月の貢貢を見たんです。まだ50センチくらいでした」
貢貢に惚れ込んだ彼女は、その後幾度となく中国を訪れ、貢貢が行くところ行くところを追いかけている。そして今回の海口市訪問と相成った。
貢貢と舜舜が海南島に来ると知ってから二人は、2頭のことが気が気でなかったらしい。インターネットの記事や動画では満足できず、自らの目で確かめようと思ったという。
この日、石橋さんらが到着した際、貢貢と舜舜はぐっすり眠っていたが、「パンダは寝ているときがかわいいんですよ。よだれを垂らしていたりね。手足の肉球や毛までよく見えるし」と、パンダの話を始めると止まらない。
一通りパンダワールドを見学した二人は、「部屋が広くて、パンダが遊べる設備も多くて、とてもよくできていますね。わんぱくなあの子たちも、これなら退屈しないでしょう」と感心していた。
石橋さんらは、海南熱帯野生動植物園理事長の尚暁氏にパンダワールド開館のお祝いのメッセージカードを贈呈。
「何カ月か後に再び海口に来たときには、貢貢も舜舜もまた一回り大きくなっていることでしょうね」と語り、たくさんの写真や動画、そして安堵を携えて、その日の午後4時には帰途についた。

詳しくはこちら:
南海网 2018.11.25(中文)
海南日報 2018.11.25(中文)
微信 海南旅遊推広中心 「海南新“网红”萌翻全场!海野熊猫世界正式开馆啦!」(中文)

海南熱帯野生動植物園を訪れた石橋貴子さんとその友人
【左上】左から海南熱帯野生動植物園を訪れた石橋貴子さんの友人と石橋さん、海南熱帯野生動植物園理事長の尚暁氏
【右上】石橋さんから贈呈されたお祝いのメッセージカードなどを持つ尚暁氏
【下2枚】タブレットに保存されているたくさんのパンダの写真や動画を見る石橋さん

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