中国有数の海水真珠の産地です。三亜から陵水にかけての地域で養殖が盛ん。高級品からお手軽なお値段のものまで種類も豊富。やはりアクセサリーとしての真珠が人気ですが、真珠を使ったパックやクリームといった化粧品にもファンが多く、海南島に来たら必ず買って帰る方も。パックなどは小分けになっているのでお土産にも喜ばれています。
屯昌県の「羊角嶺水晶鉱」が有名産地。全島各地で売られていますが、高級なものは専門店でのご購入をお勧めします。様々な種類の石には風水的な意味合いを持つものも多いので、お店で詳しく聞くのもよいでしょう。
海南島を代表する民間工芸品。二千年以上の歴史を持ち「中国最古の織物」として中国の無形文化財にも指定。黎族の織物、刺繍などを総称します。元来基本は綿で、布、染め共に天然素材。小型の織り機を使い、足を延ばして座った姿勢で織りあげてゆく姿は、「ビンロウ谷」などで実際にご覧いただくこともできます。古来の意匠を現代的にアレンジした新しい商品もあり、お薦めの逸品です。
中国家具、楽器のお好きな方には有名。日本でいう“花梨”とは違うマメ科の広葉樹、“紫檀”の一種です。王朝時代には宮廷用として使われた最高級木材。一時期激減しましたが、第二次大戦後より育成に力が入れられ、現在では東方市がその生産の中心地です。木材としては硬く強靭で、磨くと美しい“虎紋”(木目)が浮かびます。茶道具や数珠、といった小物ならお土産にも最適です。
南海に浮かぶ島なので、貝の種類が豊富。磨きあげた単品の貝、貝を使った細工物を各地でみかけます。大きな貝に精密な彫りをほどこした製品や、象嵌細工、アクセサリー、額装品、昔懐かしいような貝細工など、種類、値段も様々。
世界でも昆虫の多い地域に位置し、500種類を超える蝶が生息する当地ならではの、蝶の羽を使った工芸品。30以上の複雑な行程を経て作られる作品は、平面的なものから立体的なものまで。細密画や油絵、時には刺繍のようにも見える独特の美しさにはコレクターも多い。