海南島
島紹介
白沙黎族自治県

白沙黎族自治県

野生動物の楽園

中西部に位置。人口約19万人、その内半数以上を黎族が占める。原生林の美しい、山間の県で「白沙緑茶」の産地。希少動物が多く生息する“野生の王国”。省級保護区「邦渓坡鹿自然保護区」は世界的希少動物である「海南坡鹿」(ハイナンターミンジカ)の保護区だが、圏内にはウンピョウ、センザンコウ、ハイナンミヤマテッケイ、ハイナンウサギ、ニシキヘビなども生息する。国家級保護区である「覇王嶺国家森林保護区」の範囲にも入り、こちらは「ハイナンテナガザル」の生息地として有名。市街からほど近くに、1992年約70万年前の隕石落下跡「隕石坑」が発見されている。瓊中県との県境「鸚哥嶺」(海南第二峰)近くに落差145mの滝「紅坎瀑布」や、昌江県との県境周辺には海南省で一番長い川「南渡江」の源頭の一つもある。
食や工芸は、黎族をはじめとする少数民族文化を堪能したい。「黎家甜糟」(米発酵食品)を使った「魚茶」(海南版飯鮨)や、「黎家酸菜」と呼ばれる発酵料理が興味深い。黎族の刺繍、籐細工が盛ん。

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