中央南部に位置する。人口約11万人、その内少数民族が60%以上を占める。五本の指を天にのばしたように見える海南島最高峰「五指山」(最高峰第二峰1,867m)の名を冠する。“海南島の屋根”と呼ばれ、四方に向かっても指のように峰を延ばしているこの山の山域は海南島の大きな川ほとんどの水源地。緑の山々に囲まれ、市街には“翡翠山城”という美しい呼び名もある。海南省の中では海抜が高い地域なので高原野菜の産地、「五指山野菜」の総称で親しまれている。黎族・苗族の文化や伝統を伝える食べ物や行事が多く、中でも旧暦3月3日の黎・苗族のお祭り「三月三」は盛大に行なわれる。訪れる人々には五指山渓谷でのラフティング、熱帯雨林の散策などアウトドア人気が高まっている。